BLADE RUNNER POLICE SPINNER RESTORE PROJECTS(PSRP)について。
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あの雑誌クアントなどで話題になった日本にある走行版ポリススピナーのレストアプロジェクトに、立ち上げメンバーとして参加しています!
最近、頒布以外のブログの更新がなかなかできなかったのは、このプロジェクトを進めていたからです。

メインメンバーは、プロデューサーをスピナーのオーナーさん、スペシャル監修にブレードランナーの車両制作を手がけられたジーン・ウィンフィールドさん、ジーンさんのアシスタントを制作当時に工房やスタジオに出入りしていたエリックさん、そして監修、資料と素材作成、現場マネージメントを、私まっき~が担当。
更に造形・海外の法律・ビジネス及びマスメディアのプロフェッショナルが集まったチームが組まれており、各種スペシャリストの人達にサポート頂いています。

今後このプロジェクトの為のHPが立ち上がる予定なので、詳しくはそちらをご覧いただければと思います。
現在は、フェイスブックの『REAL Blade Runner 2019』というグループ等でオーナーさんが情報を発信されています。
 
ご存じない方に、このスピナーは、まぎれもなく実際に映画「ブレードランナー」に使われたスピナー54号車です。撮影後、各所での展示、BTTF2、クラシス2050などの撮影で使われて、日本に渡り、その後、現オーナーの下で静かに保管されてきました。44号車がMGM・ディズニーで廃棄された今、世界で唯一残された走行版スピナーです。

はじまりは、2016年、東京コミコンで、このスピナーのタイヤポッドカバーが展示されたときに、スピナーのオーナーさんとコンタクトを取った事からでした。
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・東京コミコンで展示されたタイヤポッドカバー。実は過去の改修で付けられたリプロ品で、オリジナルとは異なります。頭頂部のフタのみはオリジナル。

コミコンのときは、ご挨拶した程度だったのですが、その後、レストアの可能性について本体を見せて頂いたときに話したりしていたのですが、
オーナーさんも各所をあたりましたが、日本で有力な協力者が得られなかった事、そもそも実物のポリススピナーに詳しい人間が、私がぐらいしかいなかった事もあり。
協力させていただき始めた感じです。(本来は盟友のニーゼキさんにも協力頂きたかったのですが、残念ながらかなわぬ事になりました)

そこから2017年末にイベントに来るジーンさんにアポを取ったところ、年齢的(この時点で91歳!!)に来日が最後になるかもというお話があったので、あわててオーナーさんに、ジーンさんに会いに行きませんかとお誘いしたところ、ぜひにとなりジーンさんとスピナーのオーナーが、このときに出会うことになり大きく進むきっかけとなったといえます。ちなみに私の渾身のブレードランナー車両の解析情報が載っている、雑誌「ホビージャパンビンテージ」のジーンさんの記事は、この日に別枠でインタビューしたものです。
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イベントで展示されたジーンさんが仕上げた車、インビジブルセイバー!!!雑誌ではモノクロだったものです。
その後、オーナーさんは、持ち前のフットワークの良さと、海外事情や英語にも強いこともあって、ジーンさんと継続してレストアの実現に向けて連絡を続けられており、2018年5月には、メインメンバーでアメリカ、モハベ砂漠のジーンさんの工房を訪問して、更に詳しいことを打ち合わせをするまで急展開しました。
メインメンバーの一人は、お仕事の都合で渡航は参加できずでしたが、シド師匠にプレゼントするレーザースピナーを急なスケジュールで用意していただいたりで参加いただきました。
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・パーツについて議論するジーンとプロジェクトメンバー。全員ジーンさんのTシャツを着てスタッフ気分です。

幸いなことに、私自身ここに来るまでに、デッカードブラスターやキャラクターの衣装などと同様に、ブレードランナーの車両についても長い時間をかけて、資料を収集して解析をしてきことで、当事者であったジーンさん、エリックさんとも、様々な議論を行うことができたため、信頼を得ることができました。よもや日本人がスピナーについて詳しいとは思わなかったようです。元々は、ブレードランナーファンが納得できる、正確な考証のポリススピナーのモデルキットをいつかは作りたいと調べていたことが、実物のレストアに活かせるせることになったことは、ファン冥利に尽きますし、タイミングも非常に良かったといえます。

今回のレストア目標は、オーナーさんと自分の目標が一致して、テーマは『ポリススピナーをブレードランナーの撮影で使われた状態に戻す』です。
シアトルのSF映画博物館に展示されている、フライングスピナーは、ジーンさんの素晴らしい仕事でジャンクのような状態から、とても綺麗な状態に復活しました。
しかし映画のファンにとっては、本来の姿のポリススピナーはぜひ見てみたいと思いますので、『改変部分を元に戻す』『欠損パーツを修復する』『塗装を再現する』を行を行ってできるだけ元に戻したいと考えています。
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撮影現場での44号車
一見見ると、あまり変わってないように見えるのですが、現在の54号車は、各所のパーツがリプロ品であったり、適当な修復でパーツの欠損もちらほら見えます。
ライトバーも全く別物です。鮮明なオフィシャル資料が非常に少ない中、あの手この手で資料を集めていますが、撮影後、遅くとも1983年9月頃には、オリジナルの状態がすでに損なわれた事が判明しているため、当時の状態が一般に見られるような展示等の機会が少なく、個人撮影された資料が見つかりにくい事も、リファレンスの入手が非常にハードルが高い事にもつながっています。

あと現実問題は費用です。手作業で作られたワンオフの映画の小道具のレストアは、非常に費用がかかります。それこそ車サイズとなるとスーパーカー並です。
今のオーナーさんは、シアトルスピナーの所有者の、ポール・アレンのような億万長者はない為、現段階は、その道のプロでブレードランナーが好きな方、オーナーさんの熱意に共感した有志があつまって、夢の実現に向けて頑張っている状態です。しかし、実際の加工作業のレストア費用は、クラウドファンディングなどでの支援が必要となると思われます。ちなみにKAIZER-FACTORYとは、このプロジェクトに関する事をまとめるためにオーナーさんが立ち上げられた会社です。それだけ本気で取り組まれています。

世界中のブレードランナーファンが協力すれば、失われた映画のポリススピナーが、世の中に復活します。MGMのスピナーのように破棄されることも無くせます。そしてお披露目などで、皆さんの目の届くところにも行くでしょう。私も今回のレストアを通じて、正確で精巧なポリススピナーのモデルキットを皆さんに提供したいと目的が実現できるかもしれません。

ぜひ、この事を広く拡散お願いします。できれば英語等にも翻訳いただける方いらっしゃいましたら幸いです。

本格的なスタートはまだまだこれからです。皆様のご支援よろしくお願いいたします。

MAGONOTE PRODUTCS 代表
ブレードランナー研究家
Macky

※あと一部で、留ブラの留之輔商店(中子真治氏)が関係しているという噂があるようですが、今のところ全く関係しておりません。オーナーさんもレストアのお手伝いにお声掛けされたようですが、あまりブレードランナーにはご興味ないようで、ポリススピナーへの反応は薄そうだったそうです。そもそも作品のファンではないので、ファンの得になるだけの企画への貢献はご興味ないのかもしれませんが…

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by macky2019 | 2018-10-05 08:00 | PSRP | Comments(1)
Commented at 2018-10-31 22:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
ニーゼキさんのデッカードのボト... >>



ブレラニアンまっき~がブレードランナーのこと書いて行きたいと思います。*コメントの画像はクリックすると大きく表示されます。
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